アテンダントナースと呼ばれる職種があります。
これは、看護師資格を有する人が修学旅行などの団体行動に帯同し、何らかの場合に資格を用いて必要な手当てを行う仕事です。
また、必要に応じて医師との連携をとることも仕事の一つです。
医療ケアが必要な人が旅行をする際に帯同するほか、マラソン大会などのイベントにおいて有事に備えて待機するなどアテンダントナースの業務はさまざまです。

アテンダントナースは一般的に、ユーザーの必要に応じてナースが派遣されるシステムです。
短期間の派遣もしくは紹介雇用といった形で看護師が集められます。
看護師資格を保有しているけれど、家事を優先しているといった潜在看護師におすすめです。
職場復帰に向けた準備でアテンダントナースを行うほか、自分の時間が作れた時にだけ仕事をするといった隙間時間の活用が可能です。

アテンダントナースの場合、看護師や准看護師としての資格のほか、添乗看護師として業務を行う場合は3年以上の看護臨床経験が求められます。
また、団体が主催するイベントの全工程に帯同できることが基本条件なので、数日間拘束されることもあります。
単純に待機のみといった仕事が主ですが、医師の指示による医療行為を担うこともあるので、ある程度の看護スキルは必須です。

アテンダントナースは全国各地でニーズが高まっていますが、まだまだニッチな業務であるのが現状です。
フットワークが軽い人や看護師としての判断力や看護スキルの応用力を高めたいという人はアテンダントナースに挑戦してみてはいかがでしょうか？