必要スキルは?アテンダントナースの実態に迫る

アテンダントナースという働き方を知っていますか?
これは、団体旅行やスポーツイベントなどに帯同する添乗看護師のことで、参加者の不測の事態に看護対応をすることを業務としています。
一般的には、健常の参加者のバイタルチェックが前提です。
また、医療ケアが必要な参加者に対するケアを行うほか、スポーツイベントでは外傷の手当や急病人の初期手当などが求められます。

アテンダントナースは旅行者に帯同し、国内各地へ派遣されます。時間的拘束は長いのですが、何事も起こらなければ旅行気分を楽しめる仕事です。
このため注目度が高まっています。

アテンダントナースにはどんなスキルが必要か、一番気になるところでしょう。
添乗看護師の場合、「看護師としてできる初期対応」が一番必要なスキルとなります。
参加者全員の事前の健康管理はもちろんのこと、急病人の病状やバイタルの把握が必要です。
病院などの医療機関への搬送時には引き継ぐまでのケアを行うほか、搬送先と患者本人、主催者との間での橋渡し役も担います。
また、医療設備が十分ではない状況での看護が求められますし、状況によっては即座に医師の指示が得られない場合もあります。
どんな状況下でも看護の知識を引き出す判断力と応用力を発揮するアテンダントナースがツアーには欠かせません。

また病院とは異なるため、ホスピタリティやサービス精神などが求められるでしょう。
さらには、幅広い人と関わるためのコミュニケーション能力も必要なスキルとなります。